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限界。それでもやっぱりブロークン♪~無音イリ ストーリーズ08~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

トロワエトワールの時もそうでしたけれど、
文章が出来ていても絵が出来ない。
だから掲載できない・・・というヘタレジレンマ。
それを超えて・・・

・・・の先に何があるのだろう(upできるじゃん?)

と言うわけで、妄想ボーカロイド無音イリの物語、第8話。
全30話の予定が31話くらいになりそうな予感・・・

■01話
■02話
■03話
■04話
■05話
■06話
■07話
■まとめて見る場合は公式サイト

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

無音イリ ストーリーズ 07

限界。それでもやっぱりブロークン♪

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「だいたいのデータは取り尽くしましたね。」
ある日、端末のデータベースを確認しながらスタッフの人が言う。
あたしは直立不動で待機中。
今日はデータ採取のための実験が一切予定されていない。

「ああ・・・すでにボーカロイド01は順調らしいからな。」
「このデータって・・・それの役に立ちますかね?」
もうひとりのスタッフの人は真剣な表情で肩をすくめる。
「さぁ?」

その後、2人はあたしの方に向き直る。
「で、この失敗作はどうするんですか?」
「そりゃ、今度こそ破棄するよ。これ以上予算は割けないさ。」
あたしはその言葉に息を飲んだ。

あれ・・・?嘘・・・そんな・・・あんなに頑張ったのに・・・
それでもやっぱり破棄されるんだ?
せっかく・・・あの人が助けてくれたのに・・・
駄目なんだ・・・やっぱり駄目なんだ・・・なんで・・・???

どこかで何かの糸がぷっつり切れた感じがして-
それから目の前が真っ暗になった気がした。
立つのも辛くて横の壁にもたれかかる。
どうしよう・・・どうしたら・・・えっと・・・

どうしよ・・・000.jpg


「あの、あの・・・!!」
「あ?」
あたしはデータを確認していたスタッフさんの前に走りこむ。
そして、地面に頭をこすりつけた。

「なんでもします!なんでも言うことを聞きます!!」
涙で顔をくしゃくしゃにしながら、何度も懇願した。
「お願いします!!お願いします!!破棄は・・・嫌です・・・」
「・・・」

でも、スタッフの人たちは呆れるだけだった。
「はぁ・・・ダメだなこのイリーガルな機体。」
「はい。とんだダメダメ試作機です・・・」
あたしはそれでも構わず一生懸命にお願いした。

だって・・・
だって、あの人に会いたいっ!!
あたしはあの人にお礼も言えてないんですよ?
その前に破棄なんかされたなくない・・・されたくないもん!!!

「ちょっと待って下さいッ!!」
「!!」
大きな声だった。
それは・・・聞いたことのある声でもあった・・・

この声って・・・
間違いない。聞き間違えるはずなんてない!!
だって・・・あの時の声。
この声って、あの時の-あの人の-!?

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