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提案。さよならあたしのラボラトリー♪~無音イリ ストーリーズ10~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

時間が取れなくて軽く泣けます。
ハートキャッチは見れておらず視聴日記できません。
仕方なく、妄想ボーカロイド、無音イリの物語を。

第1部全12話もラスト目前?

破棄決定寸前のイリを救う「とっておきの手だて」とは?
MEIKOの知性が輝く感じの第10話♪(はぁ?)。

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★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

無音イリ ストーリーズ 10

提案。さよならあたしのラボラトリー♪

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「だが君ね、愛だのなんだのではどうにもならないよ。」
「まったくですよ!!予算は感情ではどうしようもないです。」
その言葉に、その人はあたしを優しく放してスッタフの人へ振り返る。
「わかっています。」

それから立ち上がって、こう切り出した。
「だから、この子に最後のテストをさせてくれませんか?」
「最後の・・・テスト?なんだね、それは?」
「その機体が行うテストなんてもうないのでは??」

最後のテスト・・・
なんだろう?
どんなテストなのだろう?
あたしには全然想像がつかない。

「はい。簡単に言うと社会生活テストです。」
「なんだね?社会生活?」
「ええ。ボーカロイドは社会で生活が送れるかのか―」
「・・・」

それから笑顔でこう言った。
「それを確認するための実地でテストを行うんです。」
「―!!・・・なるほど。その手があるか。」
スタッフの人たちがその言葉に納得する。

でも、やっぱりあたしにはさっぱり意味がわからない。
社会生活?
実地テスト?
どういうことだろう・・・

「わかった君の意見を採用しよう。なるほどな、社会生活テストか。」
「確かに、それなら費用をかけずに失敗作を処分できますね!!」
「いやぁ。なかなか有難い大義名分じゃないか!!」
「・・・」

その人・・・MEIKO様は何か釈然としない表情をしていた。
でも、頭をひと振りするとすぐに表情を切り替える。
「ありがとうございます。では、この子は私が預かります。」
「ああ、そうしてくれたまえ。すぐにテストを始めよう。」

テスト・・・また、するんだ。今から?
えっと・・・社会生活のテストだっけ??
「イリーガル、お前を今日付けで開発部からの出所を命ずる。」
「え!?」

・・・そ、それって研究所から・・・出て行けってことですか・・・
「あ、あの・・・あの・・その後はどこで何をすれば?」
「さぁな。」
取りつく島がない言葉。

そんな・・・
社会生活テストって・・・捨てられるってことですか??あたし??
「まって下さい!!」
そこへMEIKO様が噛みついた。

「それじゃあ、この子のテストデータはどこへ送ればよいのですっ!?」
「データ?あぁ、送る必要はないよ。」
「どうしてですかッ!?」
「この機体が稼働している限りシグナルが出ている。それで十分だよ。」

「~~~~ッ!!」
何かを言いたげにしていたけれど、途中でやめたMEIKO様。
少し表女が怖い・・・でも、あたしの手を取ったかと思うとスグ-
「行きましょう。テストを始めます!」と足早に歩き始めた。

「え・・・は・・・はい。」
あたしは手を引かれるままに歩き出す。
どちらかというと、引きずられている感じに近いかも。
だって・・・引かれてる手が痛い。

引っ張られてビックリ002.jpg


そして、あたしは着のみ着のままで研究所を出た。
外に出るのは初めて・・・だからすごく新鮮!!
一応、窓からは見たことあったけど。
緑の木々の下しばらく歩くと、ふと握られていた手が離されたの-

続く

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

セル塗りの練習とか意識してみて。
髪の毛の色があっちこっちするのは仕様です。
・・・修行します(えー)。

再会。見出せあたしのポシビリティ♪~無音イリ ストーリーズ09~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

妄想ボーカロイド、無音イリの物語。
第1部全12話もいよいよ佳境。

絶体絶命のピンチに再び現れた“あの人”。
そして告げられる真実とは・・・?
勝手に盛り上がって白ける感じの第9話♪(えー)。

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無音イリ ストーリーズ 09

再会。見出せあたしのポシビリティ♪

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「君・・・またかね?」
勢いよくドアを開けて転がり込んできたのはあの人―
前にあたしを助けてくれた命の恩人―
それ以来、会いたいと願っていた人―

「まさか今度も破棄をやめろ、って言うんじゃ・・・」
「当たり前ですっ!!」
力強くその人は言った。
言葉には一歩も譲らないという気概を感じる。

「流石に今度ばかりは無理だな。諦めてくれ。」
「そうですよ。予算がもう続かないのだから。」
でも、スタッフの人たちも譲らない。
聞く耳を持たない。

「しかし君ね・・・」
「はい?」
「なんでそんなイリーガルで歌えない機体の肩を持つのかね?」
その言葉にあたしは目を伏せる。

そうだ・・・
あたしは失敗作の歌えないボーカロイド。
これから生きていて何になるのだろう?
やっぱり破棄されないといけいないのかも・・・

でも、その人は「決まっているじゃないですか!!」と叫んだ。
それから、あたしの思考が木端微塵になるくらい大きな声で―
「妹を庇わない姉がどこにいますかっ!!!」
・・・え、妹?・・・姉??

e.jpg


次の瞬間、振り返ったかと思うとあたしは抱きしめられた。
え・・・ええ・・・えええっ!???
「この子は私の・・・初めての・・・妹なんですよ?」
力強い声に混じる涙声。

「妹を守るのは姉の仕事です!だから・・・」
あたしを抱きしめたまま、キっとスタッフの人たちを見据える。
「だからこの子を破棄するなんて・・・絶対にさせませんッ!!」
「・・・」

涙・・・あれ?これ、あたしのだ・・・
知らず知らずの内にこぼれ落ちるあたしの涙。
こんな風な優しさに触れたこと・・・なかったから・・・
コレ・・・嬉し泣きって・・・言うんだよ・・・ね ―

続く

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

実はイラストが凄く手抜き。
やり直そうとも思ったけれど、
ま、コレもアレかなぁと思って放置。
不甲斐ないです。トホホ。

限界。それでもやっぱりブロークン♪~無音イリ ストーリーズ08~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

トロワエトワールの時もそうでしたけれど、
文章が出来ていても絵が出来ない。
だから掲載できない・・・というヘタレジレンマ。
それを超えて・・・

・・・の先に何があるのだろう(upできるじゃん?)

と言うわけで、妄想ボーカロイド無音イリの物語、第8話。
全30話の予定が31話くらいになりそうな予感・・・

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無音イリ ストーリーズ 07

限界。それでもやっぱりブロークン♪

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「だいたいのデータは取り尽くしましたね。」
ある日、端末のデータベースを確認しながらスタッフの人が言う。
あたしは直立不動で待機中。
今日はデータ採取のための実験が一切予定されていない。

「ああ・・・すでにボーカロイド01は順調らしいからな。」
「このデータって・・・それの役に立ちますかね?」
もうひとりのスタッフの人は真剣な表情で肩をすくめる。
「さぁ?」

その後、2人はあたしの方に向き直る。
「で、この失敗作はどうするんですか?」
「そりゃ、今度こそ破棄するよ。これ以上予算は割けないさ。」
あたしはその言葉に息を飲んだ。

あれ・・・?嘘・・・そんな・・・あんなに頑張ったのに・・・
それでもやっぱり破棄されるんだ?
せっかく・・・あの人が助けてくれたのに・・・
駄目なんだ・・・やっぱり駄目なんだ・・・なんで・・・???

どこかで何かの糸がぷっつり切れた感じがして-
それから目の前が真っ暗になった気がした。
立つのも辛くて横の壁にもたれかかる。
どうしよう・・・どうしたら・・・えっと・・・

どうしよ・・・000.jpg


「あの、あの・・・!!」
「あ?」
あたしはデータを確認していたスタッフさんの前に走りこむ。
そして、地面に頭をこすりつけた。

「なんでもします!なんでも言うことを聞きます!!」
涙で顔をくしゃくしゃにしながら、何度も懇願した。
「お願いします!!お願いします!!破棄は・・・嫌です・・・」
「・・・」

でも、スタッフの人たちは呆れるだけだった。
「はぁ・・・ダメだなこのイリーガルな機体。」
「はい。とんだダメダメ試作機です・・・」
あたしはそれでも構わず一生懸命にお願いした。

だって・・・
だって、あの人に会いたいっ!!
あたしはあの人にお礼も言えてないんですよ?
その前に破棄なんかされたなくない・・・されたくないもん!!!

「ちょっと待って下さいッ!!」
「!!」
大きな声だった。
それは・・・聞いたことのある声でもあった・・・

この声って・・・
間違いない。聞き間違えるはずなんてない!!
だって・・・あの時の声。
この声って、あの時の-あの人の-!?

設定。ゼロから始まるプラニング♪~無音イリ ストーリーズ07~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

あわわわ・・・
風邪引いて頭がパニクっていたのか、
お馬鹿なことを・・・

「無音イリ」ストーリーズその6を掲載せず、7を掲載。
ワケが解らない状態に。

なので大急ぎで改変。
今回のが7です。
そして前日の分を6にしてみました(えー)。
スンマセン(誰向け?)

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★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


無音イリ ストーリーズ 06


設定。ゼロから始まるプラニング♪


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


運命の人との出会いから数日。
あれからあたしの生活は一変する。
まず歌うことが無くなった。
そして続くのは身体を酷使するテストばかりの日々。

・・・辛い。
体中が痛い。いっつもどこかがズキズキしてる。
全力で重いものを引っぱったり、10分以上水に潜ったり・・・
そんなテスト中、あたしは何度も気絶した。

以前に貰ったピンク色のボーカロイド専用服。
とっても頑丈でよく耐えてくれているけれど・・・
着ている身の方が耐えられない。
やっぱり、あたしって駄目・・・だよね・・・

だから、実験ではあたしはスタッフの皆さんこう呼ばれた。
「おい、イリーガル!」
「次は火の耐久テストだ、無音。」
無音・・・ムオン・・・歌えないボーカロイドだから。

イリーガルとか無音とか・・・
それって、やっぱり嬉しくない。
でも・・・それでも、あたしは良い方だと考えてる。
だって、名前が本当に無いよりまだマシだと思うから。

「タイムは・・・イマイチだな。」
「ぜっ、ぜっ・・・はっ、す、み・・・ごめん・・なさい。」
息が・・・できな・・・くて・・・苦しい。で、でも・・・
「ぜっ、ぜっ・・・ふっ・・・えっ・・・えへ・・へへへ。」

笑わなきゃ.jpg


視界が白くぼやける中、あたしは笑う。
笑顔でいようと心がける・・・つもりだけど、笑えてないかも。
涙が止まらないのに、どうして笑うの?
・・・それはたぶん、笑えなくなると捨てられるから。

そんな風に思えて仕方がない。
ホントは、単なる強迫観念かもしれないけど。
でもでも、だって!!
・・・あたしってイリーガルで無音だから-

「ふん、気持の悪い機体だな。次は隣の実験室だ。急げよ。」
「ぜっ・・・ぜっ・・・は・・・い・・・」
笑顔(のつもり)で、重い体を引きずって移動する。
破棄されるのは怖いしイヤ。

でも・・・それだけじゃない。
芽生えた新しい気持ち。胸にある暖かさ。
もしかしたら・・・
また会えるかもしれない。

あの人に。
MEIKO様に・・・
その想いがギリギリのあたしを支える。
だからどんなに限界でも頑張れる。

なんとか次の実験室にたどり着く。
次は・・・加重実験。
また、あたし、気絶するのかな・・・
泣きそうになるのを、必死に抑えた。

あの人に会いたい・・・
破棄されたくない・・・
崩れそうになる気持ちを奮い立たせる。笑え、あたし!!
「ぜっ・・・ぜっ・・・イリーガル、は、入ります・・・!!!」

続く

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

イリの下着設定は黄色。
緑にも見えなくない気も・・・
本人はあんまり頓着しないある意味天然ボーカロイド。
・・・パンツくらい隠しなさい(えー)。

到来。初めて感じるフィーリング♪~無音イリ ストーリーズ06~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

スンマセンです。
内容改変。

ぶっ飛ばしていた、
「無音イリ」ストーリーズその6を掲載してます。

いきなり現れた咲音メイコさんと無音イリ。
果たしてその関係は??

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★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


無音イリ ストーリーズ 06


到来。初めて感じるフィーリング♪


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「この子は・・・破棄させません。」
力強く、ゆっくりとその人は言った。
「な!失敗作だぞ!?なぜだ!?」
「イリーガルな存在にどんなメリットがあるというのかね?」

「メリットならあります!」
自信満々の声でその人は続ける。
「今後のボカロ開発のための耐久力データや活動データ・・・」
「―むッ!?」

その言葉に周りの人は息を飲む。
「必要ですね?この子でならそれができます。」
「だが、歌うことができないボーカロイドなど・・・」
「この子のデータは、今後のボカロ開発の基礎になります!」

その人は一歩も譲らなかった。
あたしは、そのやり取りをただ見つめるだけだった。
颯爽と現れたその人。
あたしを庇ってくれている・・・のだよね?

「ふぅ・・・わかった。」
「!!それじゃあ・・・」
「今回は君の顔に免じようじゃないか。」
「確かにデータは必要だ。他の開発部のイニシヤチブになる。」

「あ、ありがとうございます。」
その人は頭を下げる。
あたしは、ワケもわからず茫然としていた。
急にその人がくるりを後ろを向いて、ウィンクをくれた。

2人のディステニィー000.jpg


「よかったわね・・・本当に・・・」
「・・・え・・・あ・・・は、ほそっ・・・」
お礼を・・・お礼を言わないといけないのに。
壮絶に噛んだ。ロレツ、回らないよ・・・

その人の笑顔に見惚れててボーっとしてたから。
口の中がカラカラに乾いてて、咄嗟に言葉が出ない。
なのに緊張とかしてなくて、心の中はいっぱいに満たされてる。
優しくし接してくれた・・・生まれて初めてだ・・・

運命の人・・・そう思えた。きっとそうだ。
思いがけない出会い。
名前も知らない人。
でも、全身全霊であたしを守ってくれた人。

「MEIKO君、仕事の方はいいのかね?」
「あ・・・いけない。すぐに戻ります。」
その人は周りの人たちにペコリと頭を下げる。
そして一気に走り去っていた。

MEIKO・・・様・・・って言うんだ。
あたしはその名前を刻みつけた。
忘れない。
絶対に・・・!!!!

その日、破棄されるはずだったあたし。
でも、信じられないような奇跡が待っていた。
MEIKO様。
それはまさに運命の出会いだったの-

続く

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


なんともお恥ずかしいケアレスミス。
この世界にこの駄文を読んでくださる人がどれほどイルカ・・・
は知らないけれど、もし居るのなら聞いて下さい。
ごめんさい(えー)。

無音イリストーリーズ全30話(予定)。
・・・誤字脱字アップロードミスとの戦い(マジカ!?)

登場。2人の出会いはディスティニー♪~無音イリ ストーリーズ05~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

4行ひとかたまりで描く謎の妄想系SS(ショートストーリー)。
「無音イリ」の物語その5です。

破棄が決定した歌えないボカロ。
泣いて謝るその姿こそ失敗作である証。
ところが、風前の灯火の“あたし”の前に颯爽と現れたのは・・・

■01話はコチラ
■02話はコチラ
■03話はコチラ
■04話はコチラ

■まとめて見る場合は公式サイト(先行して掲載中)

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


無音イリ ストーリーズ 05


登場。2人の出会いはディスティニー♪


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「あの・・・破棄・・・ですか?」
「ああ。」
聞き間違えかもしれない。
そう思って、もう一度聞いてみた。

でも、スタッフの人の言葉は変わらない。
破棄・・・はき・・・ハキ・・・
壊されて捨てられるんだ・・・あたし・・・
何のために生まれてきたのか・・・な・・・

「お前・・・こんな時も笑うのか?気持ち悪いな!」
「ひっ・・・え・・・えへへ・・・」
涙をぼろぼろとことぼしながら、あたしは笑う。
それ以外は謝ることしか・・・できない・・・知らない。

「うっ・・・そ、その・・・すみません・・・」
あたしは膝を折る。
「ごめんなさい・・・う、うう・・・許して下さい・・・」
頭を下げる。何度も下げる。

そして地面に頭をぺちゃりとつける。
だって、許してもらいたいもん。
怖い・・・怖いよ・・・
破棄なんて・・・イヤ・・・そんな痛そうなの・・・ヤダ。

でも、みんな冷淡にあたしを見るだけだった。
「行動パターンも異常ですね。」
「ああ・・・完全に失敗だな。」
「ほんと、コレの存在が開発部にとってイリーガルだよ・・・」

イリーガル-【illegal】・・・違法・・・
あたしは存在しちゃダメなんだ。
やっぱり破棄されないといけないのかしれない。
そもそも、歌えないからボーカロイドでもなんでもないし・・・

泣きながら謝りながら、そして呆れられながら-
そんな風に考えていた。
あたしなんか、いちゃダメなんだ。
だって、誰も喜んでくれない・・・だからこそ破棄される。

「はぁ、はぁ・・・間に合った!」
そこへ誰かが走りこんできた。
誰だろう・・・・?
ショートヘアーの女の人。

「ストップ!ストップです!」
「貴女は・・・」
「君が一体どのような用で?」
「ストップって・・・何を??」

「はぁはぁ・・・決まってるじゃないですかッ!」
そう言って、その人はあたしを背にして立ちはだかる。
庇うように、守るように、あたしの前で両手を広げて。
なんだろう・・・何をしているのだろう・・・この人??

登場!(1).jpg


でも、不思議。
この人の後ろにいると・・・とても安心する。
そう思うの、どうしてかな?
その意味も解らず、だただた、その人の背中をみつめていた-

続く

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

登場したの“あの人”こそ、かの有名な・・・人に似ている気がする(えー)。
イリの運命の歯車が動き出す・・・の?(聞くな)

決定。あたしこれからデストロイ♪~無音イリ ストーリーズ04~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

4行ひとかたまりで描く謎の妄想系SS(ショートストーリー)。
「無音イリ」の物語その4です。

歌えない「無音イリ」。
となると、今回に当然待ってる運命といえば・・・

■01話はコチラ
■02話はコチラ
■03話はコチラ

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★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


無音イリ ストーリーズ 04


決定。あたしこれからデストロイ♪♪


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


イリーガルって、何か変な感じがします。
そんな名前って・・・ちょっと嫌な気が・・・
そもそも、それって名前なんですか??
そう思って、勇気を出して聞いてみた。

「あの・・・あたしって01じゃ・・・?」
ボーカロイドの第1号。
それがあたしじゃなかったの?
そう呼んで貰いましたよね、最初・・・???

「失敗作が何言ってんだ!」
「ひっ・・・」
また怒られた。
今日、何度目かな・・・

「お前・・・存在自体がイリーガルなんだよ!」
「失敗作が自分のことを初号機とは・・・呆れるよ。」
「あれじゃないッスか?失敗01号ってことで?」
「はぁ、笑えません、それ。」

・・・あたし・・・あたし・・・
「何笑ってるんだよ!このイリーガルがっ!!」
「ひぅっ・・・」
だって・・・笑うしかできない・・・歌えないから・・・

「歌えない以上、存在価値はないのでは・・・?」
「そうだな・・・予算の計上の問題もあるし・・・」
「正規のボーカロイドの開発、始まったと聞きますが?」
「そんな!?・・・成功していればウチが・・・」

苦々しい!という視線があたしに向けられる。
でも、あたしは・・・
「え、えへへ・・・ひっへへへ・・・」
笑うしかできなかった。泣きながら笑うしか・・・・

歌唱実験はまたまた失敗。
止まらないハウリング。
最近は、どんどん酷くなっている感じもする・・・
理由は全然分からないまま。

あたしは部屋に戻るよう命令された。
ベッドが置かれてあるだけの小さな部屋。
右上には監視用のビデオカメラ。
灰色の壁には窓もない。

この部屋って・・・あまり好きじゃない。
だって、ここは怒られた後に戻ってくる所だから。
あたしはベッドに入って、毛布を頭からかぶる。
そして泣いた。今日も。いつもと同じで。

ベッドの中でs.jpg

泣いていたら、すぐに放送で呼び出された。
一番最初にあたしが起動した場所へ。
そこで-
あたしが破棄されることを伝えられた-

続く

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

歌えないボカロ。
そんなのは必要ない??
ということでイリさんデストロイ決定・・・ほんとに??

命名。あたしの名前はイリーガル♪(無音イリストーリーズ03) [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

4行ひとかたまりで描く謎の妄想系SS(ショートストーリー)。
「無音イリ」の物語その3。

今回は「イリ」の由来の謎が判明!?
なんとかチマチマと継続中・・・

■01話はコチラ
■02話はコチラ

■まとめて見る場合は公式サイト(先行して掲載中)

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


無音イリ ストーリーズ 03


命名。あたしの名前はイリーガル♪


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「またか!!」
あたしは歌うのやめてビクっと体を震わせる。
下を向いたまま、顔をあげられない。
だって・・・怖い・・・

あの失敗から、何回も再調整を受けた。
でも、歌は良くならない。
というより、ハウリングは抑えられない。
それどころか、どんどん酷くなっていく。

「糞っ!」
周りの人から笑顔が消えていた。
あたしには苦々しい視線だけが向けられる。
でも、それをどうしたらよいかわからない・・・

だから笑顔でいることにした。
弱弱しい笑顔だけど・・・
少しでも皆さんの気が晴れてくれたら。
そう思って精一杯の笑顔を作る。

「お前・・・よくヘラヘラ笑ってられるな、この状況で!」
「ひっ・・・」
また怒られた。
でも、どうしたら良いのかわからない。だから、あたし-

「そ、そうですよね~。えへへ。」
「な!?・・・この・・・失敗作がッ!!」
失敗・・・作・・・
あたし・・・失敗なんですか?

「まだアレの調整を続けますか?」
「いや・・・もう無理だろう。ハウリングの理由が解らない。」
「完全に打つ手無しですね。」
「とんだ失敗作に膨大な費用と時間を・・・はぁ。」

無き笑いイリsss.jpg

ヘッドフォンを通して聞こえる声。
あたしは笑っていた。
でも、涙がぽろぽろ溢れる。
なんで・・・こんな風になっちゃったんだろ・・・

「おい!イリーガル!」
「へ・・・は・・・はい?」
イリーガル?【illegal】・・・
ん~・・・どういう意味だっけ???

落ち着いて考えてみる。えっと・・
いきなり呼ばれたヘンテコな言葉。
もしかして・・・
それってあたしの名前ですか????

続く

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

そもそも歌えないこと自体もうボカロでもなんでもないワケで・・・
だからこそのイリーガル。
存在それが違法だから・・・という感じであったりします。

にしてもサイト作っても恐ろしい程来訪がないのは寂しい限り。
やはり昨今はブログやツィッターの時代なの?・・・トホホ。

発生。止まってお願いハウリング♪(無音イリストーリーズ02) [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

4行ひとかたまりで描く謎の妄想系SS(ショートストーリー)。
「無音イリ」の物語その2です。

いよいよ「歌っちゃダメ!」な理由が判明!?

■01話はコチラ

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


無音イリ ストーリーズ 02


発生。止まってお願いハウリング♪


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


あたしは歌った。
一生懸命に、想いを込めて。
最高の声で。
その・・・つもりだった。


でも、回りの人は耳をふさぎ、ヘッドフォンを投げ捨てた。
え・・・なんで!?
あ、あたし、音痴なの?
・・・そう思ったけど・・・違う。
nakine_hauringu_02.jpg

周りの壁がビリビリと振動している。
ガラスにヒビが入る。
あ、消火栓のフタが飛んだ・・・
なに、これ・・・嘘・・・何が起こってるの??


「やめ・・・歌うのをやめろ!」
「あ・・・」
あたしは歌うのをやめる。
同時にまわりの振動も止まる。


でも、そこには散々な状況が広がっていた。
ヒビが入って崩れる壁やガラス。
まるで投げ捨てられたかのような楽譜の束。
フタが外れて泡を吐き出す消火栓。


・・・何が・・・起こったの??
わからない・・・ワカラナイ・・・
あたし、歌っただけだよね?
なんでこんな事になるの??


「あの・・・」
あたしは恐る恐るガラスの向こうに目を向ける。
そこには怒りをあらわにしたスタッフの人たち。
目はあたしを睨みつけていた。


「くそ・・・こんなことになるなんて。」
「ハウリングだな。それも凄まじいものだ。」
「調整が必要ですね・・・かなり時間のロスです。」
「予算はっ!?・・・あ~、稼働はしたのにっ!!」


怒り、悲しみ、絶望・・・
どうして?
あたしは歌っただけだよ?
ボーカロイドのお仕事だよね、歌うのって・・・


「あの!」
あたしは大きな声を出してみた。
「なんだ!実験は失敗だ!見てわかるだろうがッ!!!」
「は、はい・・・それで、その、あたしはどうしたら・・・」


怖い・・・怒られた・・・
知らずのうちに目に涙がいっぱい溜まってる。
「そんなの自分で考えろ!」と言われた時には・・・
我慢できなくて、涙がポロポロとこぼれた。


「ちょっといいかしら?」
「は、はい!」
泣いているのを見られるのが嫌で後ろを向いていた。
袖で涙をふいて、ふりかえる。笑わなきゃ!


「貴女ね、再調整することになりました。」
冷静にその女性スタッフの人は言う。
「・・・は、はい。」
再調整・・・それって痛いのかな。


解らないまま、あたしは再び眠りにつかされた。
たぶん、その間に再調整されるんだ。
次はきちんと歌えるようになってるかな・・・
ちょっと楽しみ♪

続く


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

歌っちゃダメな理由・・・
それは無音イリが生来からもっていたハウリングが原因。
しかし、そもそもなんで歌えばハウリング?
その謎は・・・書けたらいいなぁ(人事かよ!?)

誕生。歌っちゃダメなボーカロイド♪(無音イリストーリーズ01) [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

4行ひとかたまりで描く、ナゾの電波文章。
妄想系SS(ショートストーリー)です。
一応サイトにも載っけましたが、コチラでも?

まずは「無音イリ」の物語。
初音ミクに感銘(?)受けて勝手に妄想、オリジナルぼかろ。
そいつを主人公としたショートストーリー。
一番短く終わりそうなので・・・(えー)。
三日坊主がいつまで続く?

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


無音イリ ストーリーズ 01

誕生。歌っちゃダメなボーカロイド♪


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


「オイ、01!目を開けてみろ。」
・・・あたし・・・のこと?
呼ばれているのって、あたしなの?
そう思って、ゆっくりと目を開けてみる。

真っ暗だった視界に風景が飛び込む。
・・・なに?
・・・ここ?・・・どこ??
えと・・・なんだっけ???

あたしは知らない場所で知らない人に囲まれてる。
というより、あたし・・・
誰?何?
いきなりすぎて、頭、パニくるんですけど??

「動いた、成功だ!」
「起動、確認。レスポンス、問題有りません!」
セイコウ・・・何が?
レスポンス?反応?誰の??

「見えるか?」
あたしの目の前で振られるピースサイン。
「・・・指が・・・2本?」
そして沸き上がる歓声。

「おはよう、01。」
「お前こそボーカロイドの記念すべき第1号だ。」
「・・・ボカロ・・・ダイイチゴウ・・・」
それが“あたし”なんだ。

その時はまだ意味がわからなかった。
実感もなかった・・・変な所に入れられてたから。
起動したばかりで、なんか頭がぼけ~ってするし。
でも、あたしの周りの人はみんな喜んでいる。

つられてあたしも嬉しくなる。
なんだか素敵。
あたしはボーカロイド第1号なんだって・・・
きっと大切なことなんだ。それって。

「体は動くか?」
「へ?・・・あ、えと・・・。」
とりあえず動かしてみる。
手は・・・動くし、他も・・問題ないかな。

「よし、なら早速だが起動確認テストだ!イケるな?」
「ハイ!まだ状況把握できてませんが、大丈夫です。」
元気よく返事をした。そして・・・
その瞬間から始まった・・・あたしだけの運命の物語ッ♪

★☆★


「よし、今日はついに歌うぞ、01。」
「ハイっ!任せて下さいっ!」
あたしは右手をビシっとおでこに添える。
敬礼のポーズ。密かなお気に入り。

あたしが覚醒してから数日。
いくつかのテストを受けた。
ボーカロイドとしての稼働テスト。
そして今日はいよいよ本番というワケ。

ボーカロイドだもん。
歌わなきゃ。
それがこれからのお仕事だから。
俄然、ヤル気、出るよね。

「ではスタジオへ入れ。」
「はい。」
反響の壁とガラスに囲まれたスタジオに入る。
用意されてるヘッドフォンとマイクをつけた。

歌うのって初めて。
あたしの歌声、どんなのかな・・・
ちょっと不安でナイーブになりそう。
でも、それ、顔に出しちゃダメだよね。

なぜってボーカロイドはいつでも笑顔。
あたしは強気に生きるんだ。
そう決めてる。
プログラミングされてるのかもしれないけど・・・

「01、聞こえるか?」
「ハイ!感度、良好です!」
元気よく返事を返す。
「まずはそのスコアにある通り歌ってくれ。」
nakine_laf_01.jpg

大きく息を吸いんで、ゆっくりと吐く。
そして、マイクに向かって歌い始めた。
大きな声で。
めいっぱいのあたしの想いを詰め込んで♪

続く。


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

この時点の「無音イリ」の髪留めは黒いリボン。
CDは付いていません。
また、稼動後すぐなのでピンク色のワンピースのみ着用。
下ですか?
ないですかなにか?(は??)

こんな感じで続けて行けたら幸いです・・・(えー)。
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