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決定。あたしこれからデストロイ♪~無音イリ ストーリーズ04~ [「妄想SS」 無音イリ ストーリーズ]

4行ひとかたまりで描く謎の妄想系SS(ショートストーリー)。
「無音イリ」の物語その4です。

歌えない「無音イリ」。
となると、今回に当然待ってる運命といえば・・・

■01話はコチラ
■02話はコチラ
■03話はコチラ

■まとめて見る場合は公式サイト(先行して掲載中)

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


無音イリ ストーリーズ 04


決定。あたしこれからデストロイ♪♪


★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★


イリーガルって、何か変な感じがします。
そんな名前って・・・ちょっと嫌な気が・・・
そもそも、それって名前なんですか??
そう思って、勇気を出して聞いてみた。

「あの・・・あたしって01じゃ・・・?」
ボーカロイドの第1号。
それがあたしじゃなかったの?
そう呼んで貰いましたよね、最初・・・???

「失敗作が何言ってんだ!」
「ひっ・・・」
また怒られた。
今日、何度目かな・・・

「お前・・・存在自体がイリーガルなんだよ!」
「失敗作が自分のことを初号機とは・・・呆れるよ。」
「あれじゃないッスか?失敗01号ってことで?」
「はぁ、笑えません、それ。」

・・・あたし・・・あたし・・・
「何笑ってるんだよ!このイリーガルがっ!!」
「ひぅっ・・・」
だって・・・笑うしかできない・・・歌えないから・・・

「歌えない以上、存在価値はないのでは・・・?」
「そうだな・・・予算の計上の問題もあるし・・・」
「正規のボーカロイドの開発、始まったと聞きますが?」
「そんな!?・・・成功していればウチが・・・」

苦々しい!という視線があたしに向けられる。
でも、あたしは・・・
「え、えへへ・・・ひっへへへ・・・」
笑うしかできなかった。泣きながら笑うしか・・・・

歌唱実験はまたまた失敗。
止まらないハウリング。
最近は、どんどん酷くなっている感じもする・・・
理由は全然分からないまま。

あたしは部屋に戻るよう命令された。
ベッドが置かれてあるだけの小さな部屋。
右上には監視用のビデオカメラ。
灰色の壁には窓もない。

この部屋って・・・あまり好きじゃない。
だって、ここは怒られた後に戻ってくる所だから。
あたしはベッドに入って、毛布を頭からかぶる。
そして泣いた。今日も。いつもと同じで。

ベッドの中でs.jpg

泣いていたら、すぐに放送で呼び出された。
一番最初にあたしが起動した場所へ。
そこで-
あたしが破棄されることを伝えられた-

続く

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★

歌えないボカロ。
そんなのは必要ない??
ということでイリさんデストロイ決定・・・ほんとに??
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